「Twitterやインスタグラムとかでかっこいい(可愛い)アイコンを作りたいけど、好きなアニメや芸能人の画像をつかうと著作権に引っかかるしなぁ…。なにかいい方法はないかな?」
そんなふうに困っている人の疑問に答えたいと思います。
AI画像生成サービス「Artbreeder」の紹介
「Artbreeder」というサービスを知っていますか?
たくさんの写真やアニメ画像から自分の好きなものを1つ選び、性別や髪の色、表情などを変えて、自分のオリジナルのアイコンを作成することができるAI画像生成サービスです。
作成したアイコンはパブリックドメイン(CC0)となるので、ビジネス目的でも使用することができ、著作権侵害におびえる必要もないので大丈夫ですよ。
有料プランもありますが、既存の画像から自分の好きなアイコンを作成するだけなら無料でできますので、安心してください。
Artbreederで思い通りのアイコンを作る方法(男性キャラ編)
まずは「Artbreeder」のサイトに行きます。
アニメ画像を元にアイコンを作る場合、一番右のアイコンをクリックします。
アイコンの下のTrending(流行り)、Random(ランダム)、Recent(最新)、Following(フォロー)、Search(検索)などをクリックすると、出てくる画像が変わります。いろいろ試して好みの画像を探してみましょう。
アニメ画像が表示されますので、そのうち自分の好みの画像を探してクリックします。
ここでクリックした画像を元に、自分のオリジナルのアイコンを作成することになります。(男性の画像が少ないですが、後で性別も変えられるので心配ありません)
「Add Gene」をクリックします。
このままでは性別が変えられないので、性別を変更できるパラメータを追加します。
「Search Gene」に「Male」と入力し、一番上のGeneを選択します。
もちろん、他のGeneを選んでもいいですし、「Male」以外に「Man」や「Gender」で検索しても、似たような性別変更用のモデルが出てきます。
パラメータを調整する
Maleに「0.5」を、Black Hairに「2」を入力してみました。元の画像の面影を残しつつ、黒髪の男性キャラに生まれ変わりました。
パラメータは任意に入力可能です。例えばSmileであれば+に値を振ればキャラが笑顔になる、Open Mouthを-に振ればキャラが口を閉じるなどの効果があります。
Smileを「-2」にしてみました。一気にキャラがクールになりましたね(笑)
作成したアイコンはダウンロード可能ですが、無料プランではダウンロード数に上限がある上、待ち時間があります。手っ取り早く入手したい場合は「Shift+Windowsキー+S」や「PrtScrキー」を使って画面キャプチャーしてしまうのも手ですね。
ちなみに、このブログのアイコンもArtbreederで作成しました。
Artbreederで使われているAI技術について(補足)
最後にArtbreederで使われている技術について少し触れておきます。
Artbreederは最新のAIであるディープラーニングの内、GAN(Generative Adversarial Networks)と呼ばれる技術を使っています。
GANとは、2014 年にイアン・グッドフェロー (Ian Goodfellow)氏が当時博士課程の学生だった頃に考案されたものです。一言でいうと、ある画像から偽物の画像を作り出し、その偽物を本物と比較してさらにまた偽物を作り出す、ということを繰り返すことでこの世には存在しない画像を作り出す技術です。
その他、GANを使ったサービスとして、様々なイラストをAIが描いてくれる「cre8tiveAI」や、写真をピカソやゴッホ風のアート作品にしてくれる「prisma」などがあります。興味がある方は、ぜひそちらも覗いてみてください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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